大商グループは株式会社大商、株式会社大栄、株式会社大建の3社で構成されています。
それぞれ別会社として社員の採用、育成を行なっていますが、住宅およびビルの建材卸売・施工という業態は共通していて、協力し合いながら企業活動を行なっています。
大商は1983年の創業で、大商から1996年に大栄が生まれ、2001年に大建が生まれました。
1社が3社に増えたのは、お客様であるビルダー様・ハウスメーカー様などの事業拡大とともに、複数社グループでの展開がビジネスを進めるために有利と判断されたためです。
担当しているお客様や地域によって、3社で少しずつ仕事の進め方に違いがありますが、経営的には1つの会社として見ていただいて差し支えありません。
大商グループは、サッシ(窓)や玄関などの住宅およびビル向けの建材の卸売・施工を業態とする会社です。
住宅を建築する際には、多くの人と部材と技術が結集されます。
住宅の建築は、整地して基礎を作り、上棟して屋根、壁、床を作り、サッシ、玄関ドア、水回り、電気、外装、内装、清掃、網戸・シャッターの取付など、多くの専門の人々が工事の流れに沿って効率的に作業を進めるプロジェクトです。
建築全体を進めるのはビルダー様・ハウスメーカー様や工務店様の役割です。
特に「現場監督」と呼ばれる施工管理者が天候などの予期しない工程の遅れを調整しながら全体の指揮を取ります。
大商グループは、ビルダー様・ハウスメーカー様や地域の工務店様から、建売住宅や注文住宅のサッシの納入を依頼されます。
サッシはアルミとガラスでできている建築部材です。
窓や玄関ドアは、建物の断熱・省エネ性能を左右する重要なパーツの一つです。
サッシを構成する部材はサッシメーカーが作ります。
大商グループは卸売として、お客様からの発注を受けて、メーカーが用意している部材を取り寄せ、お客様の要望に沿った寸法・仕様で組立てて、建築現場に配送・搬入します。
また、建物の完成後に取付られたサッシの作動の調整を行い、状態を最終チェックします。
さらに近年では、従来は大工さんの仕事であったサッシの取付を行うことも多くなりました。
また、建物完成後の網戸やシャッターの取付や、新築だけではなく、ビルダー様・ハウスメーカー様が過去に作った住宅へのアフターサービスとして、網戸などの交換を行うリフォーム案件も増えてきています。
本来、卸売や商社は商品を動かす際の利ザヤで利益を上げますが、大商グループは商品を動かしているだけではありません。
特に注文住宅やリフォームの案件では、お客様の要望を実現するために、サッシの商材の仕様や工法を決め、現場で工事や調整を行う専門性が求められています。
大商グループは、住宅建築という複雑な工程の中で、サッシの仕様決めから組立、現場への搬入、現場での取付・調整を行う、お客様の専門的なパートナーとして利益を上げています。
専門的なパートナーとして活躍しているのは一人ひとりの社員です。
大商グループには3つの力があります。
「工程管理力」は周囲の人々と協力してサッシの受注から完了まで遂行する技術
「業務サポート力」はデスクワークで工程管理をサポートする技術
「施工力」は建築現場で取付や調整を行う技術
大商グループは、「工程管理力」を担う営業職、「業務サポート力」を担う業務職、「施工力」を担う施工職の社員が互いに助け合いながら力を発揮することで利益を作り出しています。
サッシ専門の卸売という流通業態でありながら、サッシの工程管理技術と取付技術を持っていることが大商グループの大きな強みになっています。
また、どのメーカーの商材も扱うことができるマルチベンダーであることも強みです。
社員は未経験で入社した方がほとんどです。
社員は日々、新しい商材、新しい技術、新しい人々と出会って仕事の中で技術を習得していきます。
大商グループにとって、社員に生き生きと働いてもらうことが企業力の源泉になります。
※詳しくは職種紹介・社員紹介をご覧ください
お客様からサッシの専門的なパートナーとしての信頼を築くことで、大商グループは発展してきました。
人口の減少で住宅着工件数が伸び悩んでいますが、住宅市場はもともと膨大な規模を持っています。近年では大手様のシェアが伸びています。
大手様の事業拡大、地場の工務店様の高付加価値化とともに、大商グループの業績も大きく伸びています。
まだ歴史は浅いですが、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、宮城、静岡、岐阜、福岡、熊本、沖縄に支店を開設してビジネスを展開しています。
優良な雇用を創出する企業として、地域に貢献しています。
※詳しくは勤務地をご覧ください