元々は人とのコミュニケーションがあまり得意では無く、体を動かす趣味や作業が好きだったので、物流会社で契約社員として2年間働いていました。
かなり過酷な職場で、先輩が体を壊したことをきっかけに転職を決意しました。
いろいろ探しているうちに、事務所の雰囲気がとてもいい会社に巡り合って就職を決めました。
それが大栄でした。
2012年の入社当時は、全く未経験で知識もありませんでした。
それに「コミュニケーションが苦手」という意識があったので、社内外で様々な調整をする営業の仕事には不安もありました。
ただ、「知らないことを知りたい」という好奇心が旺盛だったので、周囲の人に聞くことから始めて、カタログから様々な情報を読み解いたり、カタログに載っていない様なニッチな内容はメーカーに問合せをしたりと、知識がついてくると次第にお客様へそれを伝える事の楽しさを覚えました。
大商グループの仕事は、トップ営業でお客様であるビルダー様やサッシメーカーとの関係を作ってビジネスの流れを作り、そこから発生する案件を営業チーム、業務チーム、施工チームが協力して進めていく形をとっています。
案件のほとんどが新築戸建住宅向けで、サッシを中心とした窓周り商材の納入、取付、最終調整を行います。
かつては工場で組立てて、現場に配送し、大工さんが取り付けた後に最終調整を行うことが大商グループの役割でしたが、近年は大工さんに替わってサッシの取付を行う案件も増えていて、いわゆる「町のサッシ屋さん」とは一味変わった、総合工事会社へ向かって変化しています。
時代の変遷によって移り変わるニーズに合わせて進化しています。
また、新築戸建住宅向けだけではなく、すでに居住されている住宅へ、住人の方のご要望で網戸や内窓、シャッターの設置をする、という「アフターマーケット」とも言える仕事も次第に増えてきました。
大商グループの役割としては、窓周りの専門家として、細かい仕様決めや見積り、工事の段取りを決めて、さらに施主様とのコミュニケーションの中で住宅に合わせた提案をする事も重要になります。
営業担当として、総合工事会社だからこそ出来る、打合せから工事まで、安心、安全にお客様に満足して頂く事に重点を置いています。
この仕事は、ビルダー様にとってはアフターサービスの充実のための重要なサービスになりますし、大商グループにとっては成長の可能性を持った新規事業と言える分野でもあります。
アフターマーケットの仕事では、従来の大商グループのスキルや方法とは異なった仕事内容を要求される場面が多々出てきます。
営業にとっては、案件ごとのオーダーメードを直接受ける形になりますので、小さな案件でもきめ細かい確認や相談、調整が必要になります。
施工チームにとっても、シャッターや網戸だけではなく、物干しやカーテンレール、ひさしや棚板の工事など、常に新しい商材についての知識、技術の習得が求められます。
今は、ビジネスの流れや組織、施策といった、新規事業の枠組みをゼロから作るような体験をしています。
2023年には、社内で初めてのアフターマーケット専任担当になり、「オプションリフォーム事業部」もスタートすることになりました。
大商グループは「マルチベンダーとしてどこのメーカーの商材でも扱える」「取付工事ができる施工チームがある」という独自の大きな強みを持っています。
新築もリフォームも扱えて、サッシ関連だけではなく、例えばエアコンの取付までも幅広くこなすことができるような会社になる。そんな目標を考えています。
案件は全国で発生するので、アフターマーケットに慣れていない多くの社員に動いてもらうことになります。
現場の負担を軽減するために、新しいスキルや商材に進んでチャレンジしてもらえるようなサポートと、作業の標準化といった環境づくりを進めていくつもりです。
そこから、さらに第2、第3の新規事業にチャレンジする人が出てきて欲しいと思っています。