株式会社大商グループ
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施工
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人に成長してもらうスキル

中島一貴Nakajima Kazuki
2003年入社
株式会社大建 本社 施工課長
勤務地 大建本社(東京都瑞穂町)

大商との出会い

工業高校を卒業して新卒で大商に入社しました。
入社当初は右も左も分からない状態だったのですが、上司や先輩がよく声をかけてくれて、とても優しかったことを覚えています。
4年目に上司が異動したので、若手中心で考えながら仕事を進めることになりました。
全てが新しい体験で、どんなことにも自分で考えてチャレンジしてみよう、という気持ちは、この時育ったのだろうと思います。
ようやく一人前になったかなと思えるまでには10年ほどかかりました。

工事の仕事へのシフト

入社当時の大商は、新築戸建住宅のサッシ専門の卸会社で、工場でサッシの組立、建築現場への配送と搬入、建物完成後の最終調整を行なっていて、サッシの取付自体は大工さんの役割でした。
ビルダー様やサッシメーカーとの関係が深まって、サッシや網戸の取付といった工事の仕事を、大商の施工チームが担当するようになりました。
仕事量が増え、会社の規模も大きくなってくるとともに、配送を協力会社に依頼することも増えていきました。

大建での「通常取り扱わない商材」との出会い

2013年に大商からグループ会社の大建に異動しました。何事にも積極的だった私がスカウトされたようです。
当時から大建では、地場の工務店様からの仕事が多く、こだわりのある施主様や個性的な設計士さんによる注文住宅やリフォームの案件が発生していました。
大商グループでは通常取り扱わない商材や高価な商品などの工事も多くなります。
コンクリート造の建物の場合などは営業が専門の業者に依頼しますが、木造の場合は施工チームが対応します。

お客様の気持ちに応える仕事

全く未経験の商材や工事も多く、たとえ通常の商材の経験が豊富な社員でも対応できるとは限りません。
工事に関する技術力だけではなく、お客様に満足していただいて、案件全体をうまく完了するためのコミュニケーション力も問われます。
営業や現場監督と常に相談して、知恵を集めることも重要です。
自分にとっては未知の工事でも、お客様にとって私たちはサッシのプロなので、その期待を裏切ることはできません。
現場でお客様の要望を的確に実現するための応用力とチーム力が求められる仕事です。

人に成長してもらうスキル

現在大建では、建売住宅のサッシの取付はほとんど協力会社に依頼していて、注文住宅やリフォームといった、現場での対応力が必要な案件を社員が行なっています。
大建は規模が小さいこともあって、今まではついつい、難しい工事は応用力のあるベテラン社員がこなすという方法をとってきました。若い人を育成するより、効率を重視せざるを得なかったわけです。
自分でやった方が早いと思ってしまうと、技術がその人に集中してしまうし、人に成長してもらうスキルが身に付かないと感じます。

学び合う体験

未経験で入社してくる仲間も多くなってきていますので、現場ではできるだけ丁寧に細かく教えるように心がけています。自分も新人の頃を思い出して、何が分かりにくいのかを改めて感じることができました。
成長は自分でするものですが、周囲がそれをサポートできているかがとても重要だ、と感じることができる体験です。

人が育つ職場にするために

これからも会社の規模は大きくなっていくと思いますし、施工も高度化していくと思います。
未経験の人には、まずグループ内の大商や大栄の新築案件で基礎的な技術を習得してもらうことも始まっています。
同一の作業でも、お客様によって少しずつ手順や求められる調整具合が違うので、今後はマニュアル化することで、広範囲のお客様に対応できる人材を速く育成することも必要になると思います。
常に新しいことと向き合う仕事だからこそ、これからは「人に育ってもらうスキル」を身につけることが会社全体のチャレンジになると考えています。