出身は浜松で、東京の芸術系の大学に進学して写真を専攻しました。卒業後は浜松に戻って結婚式場での撮影と編集の仕事に3年間携わり、2010年に出産を 機に退職しました。
育児が落ち着いた2018年に、地元で長く働けるデスクワークの仕事があればと探して、偶然大商と出会いました。
当時、支店が開設されてまだ1年ほどで、業務職はパートの私1人で、社員6人という小さな職場でした。サッシも営業事務も全く未経験でしたので、本社の業務の方と電話でやりとりして、仕事の流れをゼロから覚えていきました。
その後、社員も増えて業務の仲間は数人になりましたが、新しいことが出てくるたびに自分達で考えて乗り越えてきたという感じです。
2021年に家族の協力もあって正社員になりました。最初は家庭との両立に不安もありましたが、時間が長いだけ仕事がはかどるので、気持ちに余裕ができました。
仕事の配分も、月に一度、業務チーム全員で話し合って休日と時間を決め、子供の病気などの突発的な状況はチームでフォローしています。
正社員とパートという区別はなく、皆が仲間という感覚です。
入社直後はまるでネットショッピングのように、建売住宅向けに指定された商材をパソ コンから発注するだけでしたが、やがて注文住宅も担当するようになると「図面を読む」 ことが仕事の面白さだと感じるようになりました。
お客様から送られた建物の図面から、商材の品番やサイズなどの仕様を確定していくこ とが仕事の基本ですが、それだけではなく、図面から実際にサッシを使用する場面をイ メージすると設計の問題点が見えてくる場合があります。
図面のままでは実際の生活の中で明らかに不便ではないか、位置が高すぎたり、スペースに合わなかったりして使うないのではないかと思える事例もあります。
これはあくまでもお客様の設計の問題なのですが、ただサッシを売るだけではなく、スペシャリストとして意見が言えることも大きな付加価値につながると思っています。
案件そのものがうまくいくことが大切だという考えです。
業務チームの中でも経験の差や得意分野があるので、現在私は、仕様が決まっている 案件は他の業務の方に任せて、図面を読み込んで仕様を出す案件や、2カ月に1件ほど ですが、インテリア建材、店舗用のドア、ビル用サッシなど、通常の建売住宅では扱わない商材の案件を担当しています。
未経験の商材ですので、カタログで研究したり、営業やメーカーの方など色々な人に 相談して、案件の成功に貢献できるように、知見を身につけて進めていきます。
人が相手であることと、変化にも富んでいますので、積極的に経験して、周囲から学ぶ気持ちがあるといいと思います、習熟とともにスキルもついていくので、長く 働きたい人には向いていると思います。浜松支店は規模も小さく、仲がいいので一つのチームになっていて、何でも気軽に話し合える環境です。
私ももともと人見知りで、初めての人と喋ることが苦手なのですが、仕事が絡むと話しやすくなります。仕事の幅も広いので個性を活かしてスキルを獲得していけ る職場だと感じています。
業務の役割は、的確に事務処理するだけではなく、案件がうまく進むように、色々な人に動いてもらう仕事だと思っています。営業や施工の社員たちや、協力会社の方、現場で作業される方々が安心して動けるように配慮することで、相互に信頼関係を作っていくことが大切です。
私も図面を読むことだけではなく、施工や協力会社さんが配送しやすいように予定を配分することを考えるようになりました。
また、一部の組立や配送をお願いしている協力会社さんの窓口も担当しているので、相手の立場に立って関係を作っていけば、もっと力になってもらえると感じています。